元パニック障害の患者が運営するサイト 症状や克服法、治療法を解説していきます
過去に私はパニック障害に苦しんでいました
悩んでいた私だからこそ、今まさにパニック障害に苦しんでいる人に伝えられることがあると思い、サイトを立ち上げました。
恥ずかしい話ですが、過去にはうつ病を併発させて毎日気分がどんよりしていた時期もあります。
「なんで自分だけが辛いんだろう」と自暴自棄になり、手首をカッターで切っていた時期もありました。
ベンゾジアゼピン系の頓服薬を飲み続けていたらどんどん効かなくなっていき、
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)や三環系抗うつ薬も飲んでいました。
私の体験記については
就職活動中にパニック障害に。依存症状になるも断薬と完治に成功した私物語
こちらの記事を読んでください。
このサイトでは、パニック障害の症状、原因、療法、私が実践した解決法について話していきます。
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私がパニック障害を引き起こしていた時のメンタル
- とにかく、夜は眠れないし、朝が起きるのが辛くてたまらない
- このまま治らないと思い、絶望する
- 睡眠薬を飲んでも3時間おきに目がさめる
- 毎日不安と戦って、疲れた
- 何度も自傷行為をしていた
- 家族、友人、恋人は理解してくれなくて辛かった
- 発作で心臓が壊れそうだった
こんなマイナスなメンタルでもなんとかなります!笑
暗い話とかではなくて、もっとは明るくてポジティブにサイト運営しています!
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症状
パニック障害の症状について話していきます。
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パニック障害の三大症状
- パニック発作
- 予期不安
- 広場恐怖
この3つは三代症状と呼ばれるものです。
発作や、発作を起こしてしまうのではないか?と不安になり、一度発作が起きた場所や時や行動パターンに不安を覚えて、結果的に行動範囲が狭くなることがあります。
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パニック障害の症状一例
- 激しい動悸
- 頻繁な脈(頻脈)
- 息切れ
- めまい
- 呼吸困難
- 不快感
症状の一例は上記の通りです。
一般の人、100人中2-3人はパニック障害を抱えていると言われていますが、実際にパニック発作で亡くなる人はいません。
だから死亡率は限りなく0に近いですし、血液検査、心臓検査をしても異常は見当たらないんです。だからパニック障害は精神疾患に分類されます。
パニック障害は他の精神病を併発させる恐れがあるので十分に気をつけてくださいね。
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パニック障害と関連が深い精神疾患
- 強迫性障害
- チック症
- 自律神経失調症
- 手掌多汗症
- うつ病
- アルコール依存症
- 統合失調症
- パーソナリティー障害
- 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
原因
パニック障害が起こる原因は、恐怖や不安に関係している神経伝達物質「ノルアドレナリン」と、興奮を抑える神経伝達物質「セロトニン」とのバランスが崩れるためと考えられています。
ノルアドレナリンとセロトニンの分泌に関わる病気ですが、本人の生活習慣や性格にも原因があるんです。
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パニック障害を引き起こしやすい性格
- 几帳面である
- 他人からの評価が気になる
- 仕事やプライベートで完璧を求めてしまう
- 何かあるとイライラしてしまう
- 自分の基準で生きれず、人の目が気になり自分と他人を比べてしまう
- 自己主張が苦手
パニック障害にかかる人は、良い人が多いんです。だから他人のことを必要以上に考えてしまい、結果的に心にストレスを溜め込んでしまいます。
この精神疾患を患っているから、社会性や社交性がないとか、そういったことはないんですよ。
人の心がわかる人や遠慮がちな人がかかります。実際に私は小心者ですが空気を読むのが上手な人間です。
自律神経について
パニック障害に悩まされている人は自律神経のバランスが乱れています。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つがありますが、交感神経が優位な状態だとなかなか気を休められません。
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自律神経の乱れのサイン
- 耳鳴り
- 不眠
- 精神的に不安定
- 運動能力の低下
- 胃酸の過剰分泌
- 下痢・便秘
- 腹痛
- 生理不順(女性の場合)
- 頭痛
- 左右鎖骨リンパの腫れ
- ムカムカ
- うつ病のような気分の低下
- 免疫力の低下
自律神経が乱れていると、免疫力も低下します。
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免疫力が低下している時の特徴
- 睡眠の質が低下していると感じる
- 肌が荒れやすい
- ニキビができる
- カサカサ肌になっている
- 傷が治りにくいと実感する
- 下痢・便秘になりやすい
- 体が冷えやすい
- 休んでも疲れが取れない
- お腹に不調を感じる
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免疫力を低下させる原因
- 運動が不足している
- 環境(家、外)汚染
- タバコを過度に吸う
- 過度にアルコールを摂取する
- ホルモンバランスが乱れる
- 興奮することがおい
- 年齢が高齢になっている
- 食生活が乱れている
- 疲労が溜まっている
- 睡眠時間が短い
- 人とのコミュニケーション不足している
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免疫力が低下すると起こる病気
- 風邪
- インフルエンザなどの感染症
- 食中毒
- ガン
- 心臓病
- 不眠症
- 肌荒れ
- 口内炎
- 慢性疾患
- 急性疾患
免疫力の低下には気をつけてくださいね!
簡易テスト
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以下のうち、4つ当てはまる人はパニック障害
- 心臓がドキドキする
- 吐き気や腹部の不快感がある
- 息苦しさを感じる時がある
- 喉が詰まった症状が出る
- 手や足の裏から発汗が出る
- めまいやふらつきが出る
- 体が震える時がある
- 自分ではどうすることもできない恐怖に襲われる
- 発作が起きる
- 現実を現実だと感じなくなる
- 発作が起きた時に死を感じる
- 手足や体の部位に痺れが出ることがある
<簡易テスト>
⇒パニック障害を簡易テストする方法ってなにかありますか??【Q&A】
薬物治療について
パニック障害と診断されると、必ず薬が処方されますよね。
頓服として処方されるのはベンゾジアゼピン系抗不安薬が多いです。
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頓服薬として使われるベンゾジアゼピン系抗不安薬
- ロフラゼプ酸エチル(商品名:メイラックス)
- ブロマゼパム(商品名:レキソタン、セニラン)
- ジアゼパム(商品名:セルシン、ホリゾン)
- エチゾラム(商品名:デパス)
- クロチアゼパム(商品名:リーゼ)
- ロラゼパム(商品名:ワイパックス)
- アルムラゾラム(商品名:ソラナックス、コンスタン)
ベンゾジアゼピン系抗不安薬の特徴は即効性があることです。
飲んでかっら10-20分程度で効果があるため、頓服として使用されます。
そして脳内のセロトニンとノンアドレナリンを増やすために処方されるのが、
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と三環系抗うつ薬です。
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SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の種類
- フルボキサミン(商品名:デプロメール、ルボックス)
- パロキセチン(商品名:パキシルCR、パキシル)
- スタシロプラム(商品名:レクサプロ)
- セルトラリン(商品名:ジェイゾロフト)
脳内のセロトニン濃度を高め、不安感の改善させる
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三環系抗うつ薬の種類
- トフラニール(イミプラミン)
- アンプリット(オフェプラミン)
- ノリトレン(ノルトリプリン)
- スルモンチール(トリミプラミン)
- アモキサン(ドスレピン)
- トリプラノール(アミトリプチリン)
ノルアドレナリンを増やす
しっかり薬に対しての理解を深めなくてはなりません。
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SSRIの副作用
- 吐き気
- めまい
- 性欲減退
- やる気が下がる
- 不眠
- 胃酸過多、胃酸減少
- 体重増加
ただ病院に行って薬を処方され、何も疑わないで服用していると副作用に悩まされたり、依存状態から抜け出すことが難しくなります。
かつての私がそうでした。
薬の量を減らす時もいきなり禁薬するのではなくて、徐々に量を減らしていきましょうね。
様々ある治療法
治療法は何も薬物治療だけではありません。
- 薬物療法
- 暴露療法
- 森田療法
- 認知行動療法
- 園芸療法
- 食事療法
- 運動療法
- 自律訓練法
- オルゴール療法
こんなにたくさんありますよ。
漢方、時の流れに身を任す、鍼灸に通う、セラピー、催眠療法、カウンセリング、日記をつける、自宅療養、オルゴール、サプリメントを飲む、健康補助食品を食べる
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生活習慣の改善例
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生活習慣改善の一例
- アルコールの摂取量を適切にする
- タバコの本数を減らす
- カフェインが入ったものを飲まない、食べない
- 栄養素のバランスの取れた食事をする
- 睡眠の質を上げ、適切な量だけ眠る
- ストレスがかからない環境に身を置く
- 瞑想(マインドフルネス)を実践する
- なるべく冷たいものは控える
- 湯船につかり、心と体をリフレッシュさせる
- 背中のコリをストレッチで解消する
- 正しい考えを身につける
ただ薬を飲むのではなくて、まずは生活習慣の改善をやってみることをお勧めします。
パニック障害の負の連鎖を止めるためには、体と心の免疫力を高める必要があるんです。
いろんな療法はありますが、それを支えるのが日常の生活リズムですよ。
私もパニック障害を完治させるために、まずやったことは生活リズムの改善ですからね。
私が克服した方法
私は「生活習慣を正し」ながら、「本田式パニック障害克服法」を実践してパニック障害を克服させました。
薬物治療や暴露療法のように、無理やり症状を抑え込むのではなくて、
もっと根本的な部分にアプローチをした克服法の方が心と体に負担がかかりませんからね
→→私がパニック障害を克服したのはこのプログラムのおかげです
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